ごあいさつ
ジュエリーデザイナーである前に、私は鉱物愛好家です。
宝石というよりは石という呼び方が好きで、私にとってはダイヤモンドも
水晶も同じ地球上の石である以上、価値も同じという捉え方です。
ジュエリーを作る上で、大切にしている2つの事があります。
ひとつは、どうやったらその石の魅力を最大限に引き出せるか、
どうすれば最高のところで輝いてもらえるか…
常に真剣勝負ですが、美しさをうまく出せなかった場合、やはり
私の負けで申し訳ない気持ちになります。
勝ち負けではありませんが、結局その石を理解しきれなかった
ということになります。気持ちの通じ合いが足りなかったということですね。
逆にこれ以上はないというくらい魅力を引き出せた時には、おたがいに
幸せな通じ合いがあります。きちんと対話が出来たということです。
そういう時には、必ずこれ!という至福の瞬間が訪れます。
ふたつめは、作ったあとですが、お客さまの手に渡る時、今度はそのお客さまの
魅力を十分引き出せるように一番美しく見え、違和感なくしっかりと馴染んでもらえる
ようなジュエリーを選ぶことです。
ジュエリーとして出来上がった時は私の「作品」になりますが、値札が付き、
お客さまの元へ行った瞬間から、お客さまに仕える「商品」になります。
その時からジュエリーにはお客さまを引き立てるお仕事が待っているのです。
このお仕事をしっかりしてもらえるように最初の石選びから慎重に、且つ
直感を信じて石と対話します。何事も信頼関係ですね。
オリジナルジュエリー
(左写真 下)ブレスレット ¥16,457(税込)SOLD OUT
セレスティンのジュエリーについて
全てのネックレスにはアジャスターがつけてあります。
季節を問わず、素肌にチョーカータイプとして、またハイネックのニットに長めにつけたりと、
いくつかの楽しみ方ができるようになっています。
デザイン的にわざと長く作っているものもあり、このアジャスターを前に持ってきて着けたりしてもとても面白いです。
ブレスレットは「夏の物」というイメージがありますが、夏はもちろん冬こそおすすめです。
ジャケットやコートの袖口からハッとするようなきれいな石が見えていたりするとドキッとします。
手を下げたとき、手の甲に降りて来るくらいに少し長めに作っています。
そして余計なチャームもごろごろ付けたりしています。
無い方がすっきり手も動かしやすいですが、必要ないものをあえて付けることで、ちょっと女性は嬉しくなったりします。